このページでは小数について説明します。
2-1.分数とは?でも説明したように、分数では何が何個あるかをそれぞれ分母、分子で表し、この分数を使って1より小さい数を表せるのでした。しかし、この表し方は1.計算でやっていた表し方と全然違います。1.計算でやっていたような表し方で1より小さい数を表せないだろうか、ということで考え出されたのが小数です。
では、どのように1より小さい数を表すのかを説明します。基本となる考え方は、「ある位の数字が10ということは、その1つ左の位の数字が1である」ということです。小数は以下のようになります。
一の位のすぐ右に書かれた赤い点を小数点といいます。小数点は一の位がどこかを表しています。小数点がないと、上の数字は132と区別がつかないので、小数点が重要な役割を持っていることがわかると思います。
ちなみに、0.1=1/10です。なぜなら、分数の1/10は10個合わせると1になる数であり、0.1も10個合わせると1になる数、つまり同じ大きさの数だからです。そのため、一の位のひとつ右の位は十分の一の位といいます。同じように、0.01=1/100です。なぜなら、分数の1/100は10個合わせると1/10(=0.1)になる数であり、0.01も10個合わせると0.1(=1/10)になる数、つまり同じ大きさの数だからです。そのため、十分の一の位のひとつ右の位は百分の一の位といいます。
ちなみに、1.計算で扱っていた数字のように、小数ではない数字は整数といいます。
また、0.001〜1000までの関係性をまとめると下のようになります。