引き算とは、例えば「4個のボールから2個のボールを取り除くと何個のボールがありますか?」というクイズです。下の図は、黒色で囲まれたボールのうち青色で囲まれている2個が取り除かれるという意味で書いています。下の図のオレンジ色で囲まれている部分がクイズの答えになります。黒色で囲まれているボールのうち青色で囲まれていないボールの数と同じ絵を1-1.数と数字の図で探せば答えられます。
これを算数では「4−2=」のようにクイズを出題されるのです。「−」は取り除くという意味です。「−2」なので4個のボールから2個のボールを取り除くという意味になります。つまり、この答えは2ということですね。何度も問題を解いて、1-1.数と数字の図を見なくてもすぐに答えがわかるようになるとよいでしょう。
「0−0=,1−0=,2−0=,3−0=,4−0=,5−0=,6−0=,7−0=,8−0=,9−0=,1-1=,2−1=,3−1=,・・・10−1=,2−2=,3−2=,・・・11−2=,3−3=,4−3=,・・・12−3=,4−4=,5−4=,・・・13−4=,5−5=,6−5=,・・・14−5=,6−6=,7−6=,・・・15−6=,7−7=,8−7=,・・・16−7=,8−8=,9−8=,・・・17−8=,・・・9−9=,10−9=,・・・18−9=」のすべての計算ができるようになるとどんな大きな数の引き算もできるようになります。なので、すべて答えられるようになりましょう。また、上のような絵もかけるように(思い浮かべられるように)なりましょう。これがかけないと、文章問題が解けないと思います。
さて、どんな大きな数の引き算もできるといいましたが、本当にできるか例を見ていきましょう。例えば、「25−7=」は上ででてこなかった計算です。この計算の答えは「18」です。なぜ「18」になるのか説明します。
「25」は「10」が2個、「1」が5個という意味でした。「7」は「1」が7個という意味でした(わからない方は1-1.数と数字をご覧ください)。まず、「1」が何個あるか数えます。これは「25」に5個と「7」に7個あるので・・・って5より7のほうが大きいので足りなくなってしまいましたね。
でも大丈夫です。「10」が2個あるので、「25」は「10」が1個と「1」が15個とも考えられます(わからない方は1-1.数と数字をご覧ください)。では、改めて「1」の数を数えましょう。「25」に「1」が15個、「7」に7個あるので15−7=8個あります。(もちろん、例えば、「28−7=21」のように「1」の数が足りているときはこうする必要はないです。)余った「25」の「10」1個は「7」に「10」がないのでそのままです。つまり、「10」が1個と「1」が8個あるということです。これを数字で表すと「18」になりますね。
今回はもうひとつ例を見ていきます。「100−12=」を考えます。「100」には「1」が0個あります。「12」は「1」が2個あります。なので、0より2が大きいので足りません。さらに、「100」は「10」も0個です。しかし、「100」には「100」が1個あるので、「10」が10個とも考えられます。さらに、「10」が9個、「1」が10個とも考えられます。なので、まず、「1」の数を数えると、「100」の「1」10個から「12」の「1」2個を引くと、10−2=8個あります。「100」の残っている「10」9個から「12」の「10」1個を引くと、9−1=8個あります。「100」の「100」は分解したので0個です。なので、100−12=88になります。