1-9.割り算の筆算


割り算にも筆算があるので、今回は割り算の筆算を紹介します。

今回は、「523÷12=」の計算で筆算の書きかたを説明します。

割り算の筆算の書きかたは少し変わっていて、まず、下のように書きます。点線や矢印や「〜の位」は書かなくても大丈夫です。
割り算の筆算の書きかた

次に、523の「100」5個を12人で分けましょう。ですが、5個だと数が足りず、1人1個ずつもらうこともできないので、だれももらわないことにします。このことを下の赤の数字のように一番上の線の上に0と書きます。また、「100」はだれももらわなかったので、人にもらわれた「100」の数は0です。このことを下の緑の数字のように5の下に0と書きます。また、もともとあった「100」5個から人にもらわれた数0個を引くと、「100」が5個余ることがわかります。このことを下の青の数字のように一番下の線の下に5と書きます。
百の位の割り算の計算

次に、「10」を分けます。ここで、注意しなければならないのが「100」が5個余っているということです。「100」が5個とは「10」が50個ということなので(わからなければ1-1.数と数字をご覧ください)、もともとあった「10」2個と合わせて、「10」が52個あるということになります。筆算では、下のように5の隣に十の位の数字(今回なら2)をそのまま書くだけで大丈夫です。
十の位の割り算の計算1

「10」52個を12人で分けるとき、1人4個ずつもらうと余りが一番少なくなって、「10」が4個余ります。このことを筆算でどのように書くか説明します。1人4個ずつもらったので、下の赤の数字のように一番上の線の上に4と書きます。また、人にもらわれた「10」の数は「12×4」で48個です。このことを下の緑の数字のように52の下に48と書きます。また、余った「10」の数は、52個から人にもらわれた数48個を引いた4個になります。このことを下の青の数字のように一番下の線の下に4と書きます。
十の位の割り算の計算2

最後に、「1」を分けます。ここで、注意しなければならないのが「10」が4個余っているということです。「10」が4個とは「1」が40個ということなので(わからなければ1-1.数と数字をご覧ください)、もともとあった「1」3個と合わせて、「1」が43個あるということになります。筆算では、下のように4の隣に一の位の数字(今回なら3)をそのまま書くだけで大丈夫です。
一の位の割り算の計算1

1人3個ずつもらうと余りが一番少なくなって、「1」が7個余ります。このことを筆算でどのように書くか説明します。1人3個ずつもらったので、下の赤の数字のように一番上の線の上に3と書きます。また、人にもらわれた「1」の数は「12×3」で36個です。このことを下の緑の数字のように43の下に36と書きます。また、余った「1」の数は、43個から人にもらわれた数36個を引いた7個になります。このことを下の青の数字のように一番下の線の下に7と書きます。
一の位の割り算の計算2

つまり、「10」を4個、「1」を3個ずつもらえば、余りが分ける人数より少なく平等に分けられて、「1」が7個余るということになります。つまり、「523÷12=」の答えは43余り7ということになります。

ここまで読んでくれた方はどんな割り算もできるようになっているはずです。

1.計算

1-1.数と数字
1-2.足し算
1-3.足し算の筆算
1-4.引き算
1-5.引き算の筆算
1-6.かけ算
1-7.かけ算の筆算
1-8.割り算
1-9.割り算の筆算
1-10.計算順序のルール

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