かけ算にも筆算があるので、今回はかけ算の筆算を紹介します。
今回は、「13×26=」の計算で筆算の書きかたを説明します。その前に見方を変えてこの式をみてみましょう。
「13×26」とは「13」を26個合わせるという意味なので、「13×26」は「(13×6)+(13×20)」と書けます。なぜなら「13×6」は「13」を6個合わせたものであり、「13×20」は「13」を20個合わせたものなので、結局「13」を26個合わせたのと同じだからです。
「13」は「10」が1個と「1」が3個という意味なので、「13×6」は「10」が1×6個と「1」が3×6個あるということになります。なので、「13×6」は「1×(3×6)+10×(1×6)」と同じであり、1×はあってもなくても同じなので、「(3×6)+(10×6)」と書けます。
「13×20」も同じように、「(3×20)+(10×20)」と書けます(上の「6」が「20」と変わっただけですね)。なので、「13×26」は「(3×6)+(10×6)+(3×20)+(10×20)」と書けます。かけ算の筆算では、()で囲んだ部分をそれぞれ先に計算して足すという方法で計算します。
足し算のときと同じように、まず、下のように2つの数字を位(今回は一の位と十の位)の位置をそろえて縦に並べて、かけ算であることを忘れないように左に「×」と書いておきます。点線や矢印や「〜の位」は書かなくても大丈夫です。
次に、「3×6」を計算します。答えは「18」なので、下のように書きます。(自分のわかりやすい書き方があるならここに書いてあるように書かなくていいです。足し算のときと同じように自由です。)
次に、「10×6」を計算します。「10」を6個合わせるので、答えは「60」です。なので、下のように書きます。
次に、「3×20」を計算します。「3×20」は「20×3」と同じなので、「10」2個(20)を3個合わせたものになります。「2×3=6」なので、「10」が6個ということになり、答えは「60」です。なので、下のように書きます。
次に、「10×20」を計算します。「10」が10個で「100」が1個なので、「10」を20個合わせると「100」が2個になります。なので、答えは「200」になるので、下のように書きます。
最後に、全部足すのでした。4つ足すものがありますが、2つのときと同じように、「1」、「10」、「100」がそれぞれ何個あるか足し算の筆算を計算すればいいです。なので、下のように書きます。
ここまで読んでくれた方はどんなかけ算もできるようになっているはずです。